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FXにはOCO注文、IFD注文、IFO注文などさまざまな特徴ある注文方法があります。
ここではFXのOCO注文について簡単にご紹介します。

OCO注文とは異なる二つの注文を同時に行うことができ、二つのうち一つの注文が確定した場合、残りの一つが自動的にキャンセルされるというFXの注文方法です。
このOCO注文はFXで利益を得ることができる注文とFXで損失を増やさないための注文の二つを同時にだすことができることが特徴です。

例えば、現在1ドル110円で買いポジションを持っており、二つの注文をしたいと考えているとします。一つは、FXで利益を得るため、1ドル112円になったら売るという注文。もう一つは、FXで損失を増やさないため、1ドル108円になったら売るという注文。
この場合、OCO注文により、この二つの注文を同時に行うことができるのです。
OCO注文をすると、1ドルが112円になった時、その売り注文が確定します。そして自動的にもう一つの注文である1ドル108円になったら売るという注文がキャンセルされます。逆の場合も同様で、1ドルが108円になった時、その売り注文が確定し、もう一つの注文である1ドル112円になったら売るという注文がキャンセルされるのです。

FXの注文方法の一つにIFO注文があります。
IFOはFXの注文方法であるIFD注文とOCO注文を組み合せた注文方法です。

FXの新規買い注文から売り注文、この二つの注文を自動で連続して行うことができるIFD注文、そしてFXの異なる二つの注文を同時に行うことができ、二つのうち一つの注文が確定した場合、残りの一つが自動的にキャンセルされるOCO注文。
この二つを合わせたIFO注文は、IFD注文同様に新規買い注文が確定したら、次の売り注文を自動で行うことができます。FX取引においてIFO注文がIFD注文と違うところは、この次の売り注文の時にOCO注文ができる点にあります。
そのためIFOなら売り買い三つの値段を注文することができるのです。

例えば現在レートが1ドル110円だとします。
このときIFO注文なら、1ドル108円になったら買い注文をだし、それが確定したら次に、1ドル110円になったら売る、もしくは1ドル107円になったら売るという三つの注文を同時に行うことができるのです。
上記のIFO注文を行い、1ドル108円で買い注文が確定し、次に1ドルが110円になった場合、自動的に1ドル110円の売り注文が確定し、1ドル107円の売り注文がキャンセルされます。また、1ドル108円で買い注文が確定し、次に1ドルが107円になった場合、自動的に1ドル107円の売り注文が確定し、1ドル110円の売り注文がキャンセルされます。

IFO注文はFXで売買を自動的に行うことを可能とする便利な注文方法といえるでしょう。

FX取引の注文方法の一つにFXトレール注文があります。
トレールとは「ひきずる」という意味の言葉です。トレール注文とは為替レートの変動に合わせて逆指値注文を入れるFX取引の注文方法です。

通常、FX取引では為替レートが変動すると手動で逆指値の価格を上げたり下げたり調整しなければなりません。この手動で為替レートの変動に合わせて行う逆指値の調整を自動的に行う注文方法がトレール注文です。トレール注文をすると一定の幅(トレール幅)で逆指値の価格を自動的に調整してくれるのです。

例えば、トレール幅を2円で逆指値を行うようにトレール注文をしたとします。
現在値が120円とした場合、118円に逆指値が設定されます。その後為替レートが変動して現在値が121円に上がった場合、逆指値は自動的に119円に設定されます。そしてその後現在値が下がって116円になった場合、この場合は一度上がった逆指値はリスク防止のため変更されないので、設定されていた119円で逆指値が実行されます。

トレールの動きには二通りの動きがあります。
売り注文では売値が値上がりすると逆指値価格も上がります。しかし、売値が値下がりしても逆指値価格は動きません。
買い注文では買値が値下がりすると逆指値価格も下がります。しかし、買値が値上がりしても逆指値価格は動きません。

このようにトレール注文をすることによりFX取引でのリスクを小さくすることができます。
ただし、このトレール注文はFX取引会社によって取扱があるところとないところがあります。

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