FXの注文: 2008年1月アーカイブ

FX取引の注文方法の一つにFXトレール注文があります。
トレールとは「ひきずる」という意味の言葉です。トレール注文とは為替レートの変動に合わせて逆指値注文を入れるFX取引の注文方法です。

通常、FX取引では為替レートが変動すると手動で逆指値の価格を上げたり下げたり調整しなければなりません。この手動で為替レートの変動に合わせて行う逆指値の調整を自動的に行う注文方法がトレール注文です。トレール注文をすると一定の幅(トレール幅)で逆指値の価格を自動的に調整してくれるのです。

例えば、トレール幅を2円で逆指値を行うようにトレール注文をしたとします。
現在値が120円とした場合、118円に逆指値が設定されます。その後為替レートが変動して現在値が121円に上がった場合、逆指値は自動的に119円に設定されます。そしてその後現在値が下がって116円になった場合、この場合は一度上がった逆指値はリスク防止のため変更されないので、設定されていた119円で逆指値が実行されます。

トレールの動きには二通りの動きがあります。
売り注文では売値が値上がりすると逆指値価格も上がります。しかし、売値が値下がりしても逆指値価格は動きません。
買い注文では買値が値下がりすると逆指値価格も下がります。しかし、買値が値上がりしても逆指値価格は動きません。

このようにトレール注文をすることによりFX取引でのリスクを小さくすることができます。
ただし、このトレール注文はFX取引会社によって取扱があるところとないところがあります。

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